70年代中頃の物と思われる新映製のワウファズです。
中身。
トランジスタは70年代中頃の機材によく見るタイプの2SC945。
フィルター回路によりドンシャリ⇔カマボコの2種類の音色を切り替えるスライドスイッチは共通ですが、同社製の中でも有名なワウファズ WF-24やWF-8よりも増幅段数が2段(トランジスタの数が2石)少なく、アウトプットレベル、アッパーオクターブの量が控えめです。
増幅段数が多く、十分なゲインを稼ぐ回路を持った前述のWF-24やWF-8と比べると「無理してる感」が強く、ジャンキーな音色です。
しかし、そんな病的な音色もまた魅力的。