Klon Centaur Prototype Housing

ケンタウルスに採用されているオリジナルダイキャスト筐体の試作品。
ケンタウルスの製作者であるビル・フィネガンと交友のある楽器店が放出した信憑性の高いものです。

筐体側部にあるメモ書きも当時のビル・フィネガン直筆によるもの。






THE EFFECTOR book vol.30


12月9日、エフェクターブックの新刊が発売となります。
今回の特集はペダルボード。表紙はBOSSのループスイッチャー"ES-8"です。
過去にもスイッチャーの特集が組まれたことがありましたが、今回はペダルボード内のシステムが特集の焦点となっています。
私もES-8を核にシステムを作り、特集に協力させて頂きました。

アダプターも分解してケーブル部分の長さを調節しています。




また、システム内で使用されるパッチケーブルを検証する企画も担当させて頂いています。

僅か15cm程度のケーブルでも音色変化はあるのか?
結果は是非本誌でご確認下さい。


私の連載記事である「マニアの極北」では、Leqtiqueを牽引するハードコア・エフェクタービルダーのShun Nokinaさんにインタビューを敢行。
Shun Nokinaさんの深淵なる知識に少しだけ触れさせて頂きました。



Shun Nokinaさんのエフェクター作りに対するストイックな考えや、エフェクター業界を代表するコンポーネンツマニアっぷりは必見です。
その他、今回はいつにも増してプレイヤーの足元情報が多めです。
多くの方にお楽しみ頂ける内容となっておりますので、是非ご覧下さいませ。

BJFE custom shop Model G

Gibsonのアンプ、GA-40の歪みを再現したとされる非常に希少なオーバードライブペダルです。






内部の基板はモールドされていますが、同じくBJFEのオーバードライブ、Honey Bee O.D.の発展系の回路とされています。


DOD FX45 Sterep Reverb

1985年から1987年までの僅か2年間しか製造されなかった、DODの貴重な"アナログ"リバーブペダル。





回路にはBBD素子を用いて複数のアナログディレイを作り出し、それらを合成してリバーブ効果を生み出します。
同様にBBD素子を使ったアナログリバーブは、このFX45の他に2〜3機種程しか存在していません。




THE EFFECTOR book vol.29

毎度お馴染み、国内唯一のエフェクター専門誌、エフェクターブックの新刊が発売です。


今回の特集は"エコーマシン"。
テープエコー、ディスクエコー、オイルカンエコーなど、ディレイの始祖となった原始的な機械仕掛けのエフェクター達です。
古くは1950年代、新しくても1970年代の物であるエコーマシン。
今ではデジタルプロセッサーにシミュレートされるばかりで現物を見ることが殆ど無く、本物のエコーマシンの音を知らないままシミュレーターを使っている方も多いと思いますが、やはり本物の音色は異次元ですね。
とは言え、最新技術を使った昨今のシミュレーターの出来も良く、StrymonのEl Capistanなどは個人的に気に入っていたりします。

特集の本編ではそんなエコーマシンの歴史、主要機種の解説をしつつ、私はまたも空気を読めずに「第二回 ディレイ発振コンテスト 〜エコーマシン編〜」を開催。
コンテスト当日は激レアなヴィンテージエコーマシンが9台、市場価格で合計200万円近くはしようかという、凄まじいラインナップがエントリー。

これらの有難いエコーマシンを発振させて様子を伺うという、罰当たりにも程がある企画です。
前回同様、今回も発振の様子を動画に記録し、エフェクターブックのYoutubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/TheEffectorBook)で公開しておりますので、本誌と併せて動画も是非ご覧下さい。

また、この第二回 ディレイ発振コンテストの様子は超大手の楽器検索サイト、デジマートでも特集されております。
エフェクターブックのシンコーミュージック、デジマートのリットーミュージック、競合のようにも思える2社のコラボです。素晴らしい試みだと思います。


続いて、私の連載コラム「マニアの極北」では、楽器業界では超定番の部品、CTSポットの真価に迫りました。

CTSのポットと言えば、Kester 44ハンダ、Switchcraftのジャックと並ぶ、楽器業界のなんとなく良さげパーツの代表格として知られています。
その"なんとなく良さげ"なCTSのポットの魅力とは?
他の上質ポットなどの比較し、正しくCTSポットの真価を探ってみました。


その他、今回もペダルフリークには堪らない内容となっております。
是非、ご覧下さいませ。

PARK FUZZ SOUND

1970年代、Marshallの傘下であるParkブランドから僅かな期間のみ発売されていたファズペダル。
Sola SoundがOEM生産していたものです。




中身。
当時のColor SoundやVOXのTone Bender mk.IIIと全く同じ基板です。


トランジスタの型番表記は擦れて消えており、判別不可能でした。