エフェクター専門店「CULT」をオープンしました
ここ数ヶ月間、なかなか更新ができず、スミマセン。
エフェクターに注ぐ情熱が枯渇したわけではありません。
むしろ、情熱は噴き出る一方で、それが有り余って、エフェクター専門のウェブショップをオープンしてしまいました。
その名も、『CULT(カルト)』といいます。
このブログの筆者である私は、実は延べ10年以上に渡り、東京の著名な楽器店でエフェクター専任として勤務していた経験があります。客商売は苦手ではないですし、余るほどにあるエフェクターの知識を活かし、喜んでもらえる楽器店員という職業は、まさしく天職だったと、楽器店員になった直後からそれを辞める直前まで思っています。
では、なぜ辞めたのか。
最高の楽器店を作りたかったからです。
しかし、東京オリンピックを控えた現在、主要都市の不動産は高騰しており、楽器店を出そうにもそのコストがあまりにも現実的ではありませんでした。(エフェクターは非常に利益率が低く、知り合いのコンサルには「趣味だなw」と言われております。)
ですので、まずはウェブショップのみという状況なのです。
ちなみに、「CULT」という店名、ブランド名を私は気に入っているのですが、「なぜ?」と聞かれることも多いので、その理由をここで記しておきます。
まず、CULT(宗教、崇拝)とCulture(文化)は同じ語源で、元々はCultivate(耕す)という言葉から、「精神を耕す」という意味合いで派生したそうです。
それら文化的な意味を持った言葉に共通する「CULT」という言葉を店名にしたわけですが、それはエフェクターだけでなく、そこにまつわる文化も世の中に広めたいという思いがあったからです。
ギターやヴァイオリンなどの楽器本体と比べて、軽視されがちなエフェクターですが、エフェクターも人間が作り出したれっきとした楽器であり、作られた時代の「文化」が詰まっていますし、エフェクターを集め、自身の音色を確立するという行為もまた、「文化」的な要素を持った行為であるはず。そのことを広められたらな〜、と日々考えて、CULTを店名、ブランド名にしたのでした。
まだウェブショップのみの展開ですが、その中で今後も面白いエフェクターをガンガン発売していくつもりですし、設計者のインタビューやブログなど、他のメディアにはできない、面白いコンテンツを発信していくつもりなので、ぜひCULTのウェブページをチェックしてください!
p.s.エフェクター写真館も時間ができ次第、更新していきます!!