Z.VEX FUZZ FACTORYの軌跡

とても貴重なFUZZ FACTORYをお借りしました。
極初期の仕様を再現した限定10台のFUZZ FACTORYです。
裏蓋にはFINAL REISSUEと書かれています。2000年製。


特徴的な中身。

海外ではスパム缶等と呼ばれる、特殊な形をしたトランジスタです。


音は今のFUZZ FACTORYとは別物です。
まず発振はしませんし、基本的なファズトーンも今の物ような凶暴な物ではありません。
FUZZ FACEを基本とし、かなり色んな音の作れるファズって感じです。
逆に壊れているのかと思いました。
まぁこれはこれでけっこう良いです。

(追記)
↑本当に壊れていました。。。
通常はスパム缶仕様の個体も発振します。
大変失礼致しました。

まだ確立されていないFUZZ FACTORYロゴ、スパム缶トランジスタ等、このような仕様の物は98年頃まで作られていました。


その後、ポイントトゥーポイントのまま、トランジスタが円柱状の物に変わりました。
この頃の物は音が丸目な物が多く、あまり好みではありません。
手にする事が無かったので、写真も無いです。


さらにその後、ポイントトゥーポイントでは無く、PCB基板が使われるようになりました。
近い時期にゴム足が長方形の物から正方形の小さい物に変わったように思えます。

2002年製ですが、ロゴはまだ変わらず。

中身。

円柱状のトランジスタ、PCB基板。

何台も弾いていますが、この頃の物が一番低音が効いていると思います。
安定して良い個体が多い。


さらにその後、ブランドロゴ、ツマミが変わり、トランジスタもUFO型の物に変わります。
仕上げにクリア塗装が吹かれるようにもなりました。

ロゴ。

一時期のみ使われた形状のフットスイッチ。

中身。

この個体は2005年5月の物で、これ以前の時期のタイプの低音と、その後の時期のタイプが持つ高音が良い感じに混ざったお気に入りの物です。


さらに2005年中旬頃からLEDが追加されました。
急に低音、ゲインが減り、音がトゲトゲしくなっています。
VEXTER、現行のハンドペイントも相変わらずそんな感じです。


FUZZ FACTORYが増えたらまた追記します。

Guyatone TZ2 FS-2風mod

庶民の名機TZ2を憧れの凶器FS-2に変えるべく、改造してみました。


中身。


FS-2風MODの内容。


①基板の番号でいうR25の抵抗を外す。
②DEPTHコントロールのポットに付いている2本の配線材を基板部から外してR25に配線する。
③元々DEPTHコントロールのポットが配線されていた基板部に固定抵抗を付ける。
(ここに付ける固定抵抗の抵抗値でゲインが変わります。
私の場合は元々のTZ2のゲイン最大値が得られる100KΩ。)


ここまでで掛かった費用、固定抵抗代の5円のみ。作業時間約15分。
これだけの事でFS-2のようにドンシャリ〜モコモコ系のトーンが、DEPTHコントロールで連続可変出来るようになります。
可変範囲はFS-2と異なりますが、気分は味わえます。


私はこの後カップリングコンデンサーの値や、クリッピングダイオードの構成等を変えてさらに凶悪なトーンを得れるようにしました。
MODベースのTZ2は3000円ぐらいで手に入る事が多いので、是非お試しください。

BOSS Driver DB-5

BOSSらしくない非道なアッパーオクターブファズ。
私的世界凶悪ファズランキング第2位。


ベース用、リード用でインプットは2種類。

9V電池一つでも駆動しますが、単三電池6本での駆動を推奨。
単三電池を6本を納めるアタッチメントが付属します。

中身。


サスティンはあまりありませんが、5バンドEQのおかげで色んな恐ろしい音が出せます。