THE EFFECTOR book vol.28

毎度お馴染み業界唯一のエフェクター専門誌、エフェクターブックの新刊が6/11(木)に発売となります。

今回の特集は「電源」です。表紙がパワーサプライです。
遂にエフェクターの話ではなくなって参りました。

って言っても、やってる側としては本気です。
近年ではエフェクター業界でも電源と音との関係性が多く語られていますので、興味があった方も多いと思います。
電源関連の基礎知識から、国内外の大手エフェクターブランドによる電源への解説、オヤイデ電気の変態社員さん(褒め言葉)によるエフェクターのDCケーブルのマニアック講座など、ためになるであろう企画が盛り込まれまくっております。

そんな特集の中で毎度行われる私の実験企画ですが、今回は電圧値とエフェクターの音についての実験をさせて頂きました。

出力電圧が0.1V刻みで可変できるパワーサプライ、EX-PRO PS-2を使い、あらゆるエフェクターで電圧変化時の音色を比較しました。



「9Vのパワーサプライよりも9.6V出ている電池の方が音が良い」、「逆に少しヘタった電池の方が音が良い」などの僅かな電圧差に対しての都市伝説を検証することが目的でしたが、電圧降下時、電圧上昇時それぞれで面白い結果が出ました。

また、私の連載記事であるマニアの極北では、前回に引き続き「シールドの作り方」を掲載。
前回で作り上げたオリジナルの撚り線を元に、遂にフルオリジナルシールドが完成しました。

芯線に使った独自ブレンドの撚り線。



結果は大成功でした。手間はかかりますが、好きな配線材があれば一からケーブルを作るのも悪くないと思います。
詳細は是非誌面にて。

記事には載せませんでしたが、今回の企画で色々と資材が余ったので大好きなヴィンテージ線材を使って新たにもう1本作ってみました。これも非常に良い音でした。

その他、老舗エフェクターブランド"DOD"のコアな特集、envy、Boris、ENDONの足元なども見ものです。
是非、ご覧ください。