Shin-ei WF-24 8 Tr FUZZ WAH

1970年代に多く作られていた新映製ワウファズの中でも特に古い設計と思われるモデル、WF-24。
OEM元、製造年の違いから内部、外観それぞれに特徴のある3台です。










中身。
向かって左が初期Uni-Vibeに見られるダブルラバーと呼ばれる二本のゴムが付いたペダルを持つ個体。
中央がペダル上面に貼られたゴムが灰色の珍しいブランド不明の個体。
右がShin-ei Companion名義の個体です


ダブルラバータイプのペダルを使った個体の細部。




灰色のゴムのペダルを使った個体の細部。
ファズ部分とワウ部分とで基板が別れています。


同社のファズによく見られるアッパーオクターブ量を調整するトリマーを装備。

ファズ部分のトランジスタは全て松下製2SC828ですが

ワウ部分には同じく松下製の2SC539が1石。
Uni-VibeやUni-Fuzz等に使われる希少なトランジスタです。

他にも通常50kΩのPOTが100kΩであったり

同社製エフェクターでは目にしないゲルマニウムダイオードが使われていたりと、特殊な仕様を持つ個体です。


Shin-ei Companion名義の赤い筐体を持つ個体の中身。
使用パーツから今回の3台の中では最も新しい個体と思われます。

配線の取り回しが他の2台とは異なります。




トランジスタは全て松下製の2SC828。




同社製ワウファズの中でもこのWF-24型の物は評価が高く、私個人でもダブルラバータイプの個体は非常に気に入っています。